ロッテ吉井新監督はなにも心配はいらない 時の上司とやりあってきた経験が必ず生きる
野球は9回、27個のアウトを取り合うゲーム。仮に相手が送りバントを3回してくれれば、これで8回を抑えれば済むと考えるのが投手である。だったらタダでアウトをくれてやり、相手投手を助けてやる必要はない、と考えたことが、マシンガン打線の誕生に一役買ったと自負している。
のちに「マネー・ボール」で野球統計学を世に知らしめたビリー・ビーンも犠打は「的外れか自滅行為」と、それでもバントをさせる監督は「我が身の安全のため。失敗しても批判を受けない」と喝破している。
吉井流の采配が今から楽しみだ。