外崎残留は想定内も… 西武・松井新監督が突き付けられる「正捕手」か「来季の2人」かの二択
前哨戦は乗り越えた。
22日、西武の外崎修汰(29)が今季取得した国内FA権を行使せず、残留を表明。交渉に当たった渡辺GMも、安堵のため息だろう。
もっとも、仮に外崎がFA宣言したとして、どこまで評価が“高騰”したか。2017~19年に3年連続20本塁打をマークした内外野を守れるユーティリティープレイヤーだが、ここ2年は低迷。昨季は73試合で5本塁打、19打点、打率.220。今季は132試合で12本塁打、47打点、打率.215だった。
セ球団の編成担当は「仮に外崎がFA宣言をして、ウチが乗り出したとしても大型契約は厳しい。成績が成績の上、年齢も来年30歳。ポジションや出場試合数の確約はできない」と話す。
それが西武に残れば手厚くもてなされるのは、栗山や中村などを見れば一目瞭然。ただでさえFA流出が多い球団なので、残留してくれる主力は貴重なのだ。
とはいえ、問題はここから。今季、国内FA権を取得した正捕手の森友哉(27)の引き留めこそ、今オフの本題である。