外崎残留は想定内も… 西武・松井新監督が突き付けられる「正捕手」か「来季の2人」かの二択
森は球団内外から「リード面に難がある」と言われているものの、「打てる捕手」は球界で重宝される。今季は打率.251、8本塁打と苦戦するも、昨季は3割。19年は23本塁打、105打点、打率.329で、捕手としてパでは野村克也氏以来となる首位打者を獲得した。
今季の年俸は2億1000万円。争奪戦となれば、それこそ札束を積み上げなければならない。もっか森に興味津々なのが、いずれも資金力に定評のある巨人とオリックス。西武が本気で残留させようと思ったら、彼らとの「争奪戦」に勝たなければならない。
ただでさえ、今季の西武の総観客動員数は約121万人、1試合平均約1万6800人で12球団ワーストだ。
そこにきて、来季は順調なら主砲の山川と、名遊撃手の源田も国内FA権を取得する。森も含め、この3人をハナから「不要」と言い切れる球団は皆無だろう。
いずれも替えが利かない選手ばかり。西武は森残留に全力を出すか、それとも来季以降にその力を取っておくのか。もちろん「全員残留」がベストだが、資金は無限ではない。来季から指揮を執る松井稼頭央新監督(47)も頭が痛い……。