阪神・岡田新監督 口では「今はヤクルト」も本音は打倒巨人!“外れドラ1”森下を切り札に
「岡田監督は、巨人が事前に1位指名を公表して一本釣りを狙った高松商・浅野に入札して一騎打ちを挑んだ。抽選で外して取り逃がしたものの、外れ1位でも巨人を刺激した。森下は東海大相模高出身で原監督の後輩。巨人も密着マークを続けていた大型外野手で、あわよくば2位で指名して浅野と両取りする構想もあったようですから」
最近は「外れ1位」も捨てたものではない。清宮(日本ハム)の外れだった村上(ヤクルト)が今季、日本人最多となる56本塁打を放ち、三冠王を獲得。堂上(元中日)の外れだった坂本(巨人)も球界を代表する遊撃手となり、いずれも「本命」が霞むほどの成長を遂げているのだ。
「高校生の浅野は即戦力ではないが、大学生の森下は即レギュラーを奪う可能性を秘めている。岡田監督が言うように、いずれ浅野より森下の方が出世する可能性も十分ありますから」(同前)
第1次政権の岡田監督と第2次政権の原監督が対決したのは、2006年からの3シーズン。その間の直接対決は35勝34敗1分けとほぼ互角だった。岡田監督はこのドラ1ルーキーを「打倒・巨人」の切り札にしたいようである。