ドラフト「指名漏れ」アレコレ…プロは“2位縛り”選手を誰一人として指名しなかった
「ドラフト候補」といわれながら、指名されなかった選手が毎年のように出る。いわゆる「指名漏れ」だ。
今年は、メディアに「上位候補」といわれていた立教大の山田健太内野手がいい例さ。大阪桐蔭時代は根尾(中日)や藤原(ロッテ)とともに甲子園の春夏連覇に貢献。大学では全日本の4番を打ったように、パンチ力があって、なおかつリーグ戦の通算打率が約3割。ミート力もある二塁手だ。
■「守備範囲が狭く、足も…」
部長は「守備範囲が狭くて、内野手の割に足もいまひとつ。それに……」なんて言葉を濁してたけれど、ウチ以外の球団も指名を見送ったわけで、なんかキズがあるんだろうな。ま、オレはいい選手だと思ったんだけど(苦笑)。
それより何より、たまげたのが、プロ志望届を出しながら、何位以下ならプロに行かないって選手が例年以上に多かったことだ。例えば3位以下なら社会人に行くって選手をオレたちは「2位縛り」って呼ぶ。
■「2位縛りなら、どうぞ社会人へ」