中日・高橋宏斗は貪欲な“奪三振マシン”! タフさなら佐々木朗希を超える
【「メジャー予備軍」若手3投手の諸事情】#1
来春のWBCに向け、5日から行われる侍ジャパンの強化試合「侍ジャパンシリーズ2022」(5日・日本ハム、6日・巨人、9、10日・豪州)。今回選ばれた28人のメンバーには、村上宗隆(ヤクルト)、佐々木朗希(ロッテ)ら将来のメジャー挑戦を目標に掲げる選手が少なくない。その中から、日刊ゲンダイが独断で「将来のメジャー予備軍」として若手3投手を選出。メジャーの評価や彼らを取り巻く事情は──。
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「来春のWBCメンバーに入れるかどうかは微妙だし、本人もメジャーへの思いを公言したことはありませんが、同世代の投手の中ではモノが違う。ロッテの佐々木朗希には球速や球威、制球力はかないませんが、馬力があるし、体の強さ、タフさはむしろ、彼の方が上でしょう」
さる球団のメジャースカウトがこう言う。
186センチ、86キロの恵まれた体格から、最速158キロの直球に加え、フォークなどの変化球も一級品だ。
一軍デビューを果たしたプロ2年目の今季は規定投球回には到達しなかったが、19試合に先発し、6勝7敗、防御率2.47。奪三振率「10.34」はセの先発投手で唯一の「10」超えで、高卒2年目以内の数字としては、日本ハム時代の大谷翔平(10.37)に匹敵する。