<42>私の「減量物語」ヘルニア手術で体重70キロに激増! 顔がパンパンに…
1カ月間の入院生活が終わり、退院の日に看護師さんから「記念に写真を撮りましょう」と言われた。後日、プリントされた写真を見たら、顔はパンパン。「誰コレ?」と思わず二度見した。
思えば、病院のお風呂には鏡がなく、自分の姿を見ていなかった。歯を磨くときに顔は見ていたが、毎日見ているせいで自分では変化が分からなかったのかもしれない。どうりで会社に戻ったときの周囲の反応がおかしい。気を使って言わなかったんだろうが、みんな目が点になっていた。
病院食が一般の人よりも量の多い「スポーツ食」だったのもよくなかった。白米の茶わんもスポーツ食は大きめのどんぶり。内臓の病気じゃないから普通にペロッと食べてしまった。
いざ洋服やトレーニングウエアを着るとパッツパツ。体重計に乗ると「70キロ」の表示。さすがに10キロ以上もオーバーしていると落とすのに苦労した。ウオーキングや食事制限をし、約1カ月で7キロ落とせたが、あと5キロが減らない。トレーニング方法を工夫したり、毎日朝晩走ったり、体内の余った脂肪を、筋肉に変える作業を地道に続けるしかなかった。