あつい信仰心を持つ大リーガーの宗教事情 東武東上線沿線で宣教活動を経験した変わりダネも
メジャーリーグのスター選手には、あつい信仰心を持つ者が多い。彼らはどういった宗教・宗派に属し、どのような活動をしているのだろうか?
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■救世軍
日本ではクリスマスの時期に社会鍋をやることで知られるプロテスタントの一宗派である。メジャーリーグではドジャースの左の主砲フレディ・フリーマンが救世軍の熱心な信者として知られる。
フリーマンは今流の言い方をすると「宗教3世」で、祖父と父が救世軍の地方組織の幹部だったため、小さい頃から信者として育った。成人してからも敬虔な信者であり続け、広報誌のインタビューに登場したほか、コロナ禍の時は教団に2万5000ドル(約343万円)を寄付している。
■モルモン教
信者の代表格は2度のMVPに輝いたブライス・ハーパー(フィリーズ)だ。モルモン教は以前、若い信者に2年間外国で宣教活動することをミッション(使命)として推奨し、のちにドジャースでメジャーデビューしたマッケイ・クリステンセンのように日本に来て東武東上線沿線で宣教活動した後、メジャーリーガーになる変わりダネもいた。