著者のコラム一覧
佐々木裕介フットボールツーリズム アドバイザー

1977年生まれ、東京都世田谷区出身。旅行事業を営みながらフリーランスライターとしてアジアのフットボールシーンを中心に執筆活動を行う。「フットボール求道人」を自称。

J3アスルクラロ沼津のアジア戦略が見据える、もうひとつの目標「チームを通して地元に観光資源を還元する」

公開日: 更新日:

■マネタイズできていないのは反省点

「チームを通して地元・沼津に観光資源を還元できるような環境構築まで成功させたいな、という思いも強いんです。世界情勢ゆえの受け入れ制限があるからお客さんがこないのか、単純に魅力がなくて来てもらえないのか、今はコロナ禍で『本当は来るはずのお客さんが来ないんだよね』みたいな言い訳、言えちゃうじゃないですか。そういう状況ではないとき、フラットに行き着くところまで勝負したいな、と思っています。

 一方で我々は育成クラブというテーマがあるので、そこは国籍を問わず、自前で育てた選手を最高峰の欧州市場に向け、こちらが供給側としていかに早い段階で送り込むことが出来るか、中長期のテーマとして持っておきたいと思っています」

 ──アジアのフットボールシーンを柱に取材活動をしてきた身として、沼津の手法に大きな興味を持っていました。ひとつの成功例、形となればプロビンチャ(地方クラブ)が目指せるアジア戦略モデルのひとつになると思うんです。なので是が非でも成功型として構築して欲しいと思います。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇