J3アスルクラロ沼津のアジア戦略が見据える、もうひとつの目標「チームを通して地元に観光資源を還元する」
──そのサイゴンFC(ベトナム1部)との業務提携締結が発表されたのが2022年1月。以後、沼津の露出も増えたように感じます。業務提携はどちらから提案した話だったのですか?
■サイゴンFCとはWIN-WINの関係
「お話は先方からいただきました。先方が提携先を探していた中でハディ選手が所属していたこともあって、少なからず東南アジア人選手を受け入れていた土壌があったこと、また私がビジネスパートにおいても興味がありますし、色気づいた話も出来そうかな、と思っていた中で提携先としてウチを選んでいただきました」
──サイゴンFCとの業務提携締結時の公式コメントでは、先方の理念に共感しての締結だったことは理解できたのですが、どこか一方通行というか、沼津側の利点が見い出せませんでした。その辺りはどうなのでしょうか?
「(少し沈黙が続いて)シンプルに、スポンサーとしてスタジアム中央の目立つ場所に看板を出していただいています。なのでWIN-WINという関係性はあります」