J3アスルクラロ沼津のアジア戦略が見据える、もうひとつの目標「チームを通して地元に観光資源を還元する」
2022年のJリーグでプレーした東南アジア出身選手は11名。そのうち4名(マレーシア人+ベトナム人3名)が同じチームでプレーした。そのチームは、東南アジアの選手だけで助っ人を固めている──。正直に言って驚かされた。それはどこのクラブか? J3のアスルクラロ沼津である。この静岡のクラブは、どんなアジア戦略を描き、彼らを招聘したのか。プロジェクトリーダーの的地亮氏(強化担当兼ホームタウン担当)に聞いた。
──クラブでの立場は何になるんでしょうか?
「うーん、なんでも屋で大丈夫です」
──それでは、的地さんが沼津のアジア戦略を動かしている張本人であると?
「はい。基本的には強化担当をやっていますが、人数が極めて少ないので兼務です。アジア戦略が会社の利益に繋がるには、どういった形がベストなのか、模索している中、やはり<選手>といったキーワードに至るよね、と。であれば私のパートになるのでやらせてもらっています」
■タイ・チョンブリーFCとの業務提携が最初