貴景勝は“轢かれたヒキガエル”な負け方が横綱昇進の足かせ…突き押し専門と大型化の弊害

公開日: 更新日:

■会見で四つ相撲対策明かすも…

 23日の優勝一夜明け会見では、「突き押しはリスクもある」と前置きし、「四つ相撲のような構えや足の持っていき方で押していけば、四つのように取れるのでは」と語った。

 横綱昇進に向けた取り口の幅を広げようと努力しているのは明らかだが、取材歴50余年の評論家・中澤潔氏が言う。

「とにかく貴景勝に必要なのは安定感です。今は背水の陣で土俵に上がっているようなもの。もし、横綱になってもファンから『今日は勝てるかどうか』と常にハラハラされ、引退と背中合わせの毎日となりかねない。横綱には『さあ、かかってこい!』という精神的な余裕も必要ですが、今の貴景勝にはそれも期待できない。今から四つで型をつくれというのも無理な話。せめて、もっと粘れるよう、安定感を増すように、下半身を中心にもっと鍛える必要があるのではないか」

 土俵に倒れ込んで体が土まみれになる回数が少なくなれば、横綱に昇進しても不安は減るが……。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大山悠輔が“巨人を蹴った”本当の理由…東京で新居探し説、阪神に抱くトラウマ、条件格差があっても残留のまさか

  2. 2

    大山悠輔逃し赤っ恥の巨人にOB評論家《良かった》 FA争奪戦まず1敗も…フラれたからこその大幸運

  3. 3

    悠仁さまの進学先に最適なのは東大ではなくやっぱり筑波大!キャンパス内の学生宿舎は安全性も高め

  4. 4

    過去最低視聴率は免れそうだが…NHK大河「光る君へ」はどこが失敗だったのか?

  5. 5

    八村塁が突然の監督&バスケ協会批判「爆弾発言」の真意…ホーバスHCとは以前から不仲説も

  1. 6

    《次の朝ドラの方が楽しみ》朝ドラ「あんぱん」の豪華キャストで「おむすび」ますます苦境に…

  2. 7

    国民民主党・玉木代表まだまだ続く女難…連合・芳野友子会長にもケジメを迫られる

  3. 8

    「人は40%の力しか出していない」米軍特殊部隊“伝説の男”が説く人間のリミッターの外し方

  4. 9

    瀬戸大也は“ビョーキ”衰えず…不倫夫をかばい続けた馬淵優佳もとうとう離婚を決意

  5. 10

    迫るマイナ保険証切り替え…政府広報ゴリ押し大失敗であふれる不安、後を絶たない大混乱