有原航平にソフトBは“ポスト千賀”期待だが…新エース候補に付いてまわる数々の疑問符
「千賀投手の抜けた穴、先発投手陣の整備がチーム編成のテーマのひとつだった。有原投手に入っていただけるのは大変心強い」
米レンジャーズ傘下からソフトバンクに入団した有原航平(30)に関して、28日の入団会見に同席した三笠杉彦GMはこう言った。
有原とは3年15億円の大型契約を結んでいることからも、新エースとして期待の高さがわかる。日本ハム時代の2019年に15勝を挙げて最多勝を獲得しているが、日本での6年間の通算防御率は3.74。千賀の通算防御率2.59とは1点以上の開きがある。
レンジャーズに移籍してからの2年間はサッパリだ。メジャー通算15試合(先発14試合)で3勝7敗、防御率7.57。22試合(18先発)に出場した3Aですら3勝7敗、防御率5.59と振るわなかった。移籍1年目には右肩の手術もしている。
日本ハムOBは「チームのエースとしてはどうか」と、こう話す。
「エースはチームを引っ張る存在でないといけませんが、有原はそんなタイプではなかった。打たれたら捕手の配球のせいにしていたし、当然ながら捕手の選り好みも激しかった。その上、味方がエラーしたら露骨に嫌な顔をする。投球のテンポも悪かっただけに、野手も不満タラタラでした」
ソフトバンクでどれくらいやれるかは未知数だが、チームのエースとしては疑問というのだ。