侍投手陣が日本から消える日…ダルに感化された若手がメジャーへ大量流出危機
“ダル塾”は、名古屋、大阪、そして本戦を戦う東京でも継続されている。ウエートルームに向かうダルに若手投手がくっついていくのは日常茶飯事。日々、感化され、メジャーへの思いを募らせているのが実情だ。ある若手投手は「いつかダルビッシュさんと一緒のユニホームを着られたらいいです。メジャーでプレーできるように頑張ります」と話す。
■3年目の伊藤大海も今オフ挑戦か?
今オフのメジャー挑戦が浮上している山本由伸(24=オリックス)、今永昇太(29=DeNA)、松井裕樹(27=楽天)はもちろん、米球界関係者の間では、まだ3年目の伊藤大海(25=日本ハム)が早ければ今オフにも、メジャー挑戦する可能性があるとのウワサが広まっているという。「令和の怪物」の佐々木も近い将来、海を渡ることになるだろう。
「最近の投手は、ダルや大谷ら日本人のトップ投手がメジャーで活躍するのを見て、それが当たり前の感覚になっている。そんな中、WBC期間中にダルから多くのことを学んでいるだけでなく、大谷からも日々のルーティンを崩さず、投打でストイックに調整を進める姿に触発され、一層、選手として高みを目指し、より大きな舞台でプレーしたいという思いを募らせています。米国ラウンドで本場の空気を感じれば、ますますその思いは強くなるでしょう」(代表関係者)