歴史は繰り返す? 巨人坂本16打席連続無安打で開幕5戦目スタメン落ちの「その先」
巨人の坂本勇人(34)が5日、開幕5戦目のDeNA戦でスタメンから外れた。これまでの4試合は「6番・遊撃」で出場したものの、4日の試合は5タコに終わり、開幕から4試合で16打席連続無安打。原監督は「なかなか我々が手助けできるのは難しい選手。自分で乗り越えないといけない」と話していた。
代わってドラフト4位ルーキーの門脇誠(22=創価大)が「8番・遊撃」で初スタメン。第1打席でプロ初安打となる左翼線への二塁打を放つなど3打数1安打だった。
そういえば、高卒2年目の坂本が2008年にレギュラーを奪った時もこんな感じだった。ベテランのチーム関係者がこう証言する。
「まだ19歳だった坂本は、一軍スタートだったキャンプからオープン戦にかけて打ちまくり、まずは二塁で開幕スタメンの座をゲットした。すると、開幕戦で絶対的な正遊撃手だった二岡(現二軍監督)が右ふくらはぎの肉離れで戦線離脱。2戦目から坂本が二岡の代役として遊撃へ回った。あの頃の二岡の女性人気はすさまじく、東京ドームでは背番号7のユニホームを着た二岡ファンが、遊撃を守る坂本に向かって『なんであいつが守ってるんだよ!』とヤジを送りまくっていたほど熱狂的な女性が多かった。そんな中、二岡が7月に不倫騒動を起こして世間を騒がせた。同じ頃に一軍に復帰したが、今度は右足首を捻挫してまた離脱。結局、坂本が遊撃のポジションを譲ることはなく、二岡はこの年のオフ、日本ハムへトレードされました」