原英莉花も西郷真央に続く 米女子ツアー挑戦の裏に「師匠」ジャンボ尾崎の果たせぬ夢
「女子なら米国で勝てるチャンスはある」
菅野氏は続ける。
「77年の全米女子プロに勝った樋口久子の師匠である中村寅吉プロは『体力差の大きい男子は厳しいが、女子なら米国でも勝てるチャンスはある』とよく言ってました。今はクラブの性能がよくなり、畑岡奈紗(24)のように小柄な日本選手でも十分戦える。原や西郷もジャンボが実現できなかったメジャー優勝の夢をかなえればこれ以上ない恩返しになるが、まずは来季の出場権を獲得するために予選会を通ることです」
最終予選会は10月10日に世界ランク75位以内なら出場できる。
現在西郷は36位。133位の原がランクアップできないときは、2次予選会から厳しい戦いを強いられる。