侍J国内組の深刻不振は“WBC後遺症”か…大谷翔平ら躍動のウラで続々離脱の異常事態
WBCの1次ラウンド開幕戦の対中国戦で、8回からマウンドに上がり、3者連続空振り三振。オーストラリア戦や準決勝のメキシコ戦でも登板するなど、フル稼働した阪神の湯浅京己(23)も、「疲労を考慮」と16日に登録抹消されたきりで、いまだに一軍に戻ってきていない。
■野手にも影響が…
WBCの影響を感じているのは野手も同じだという。
「海外の投手は日本の投手と球筋やリリースのタイミングが違う。準々決勝以降、レベルが高い投手と当たると、その差はより顕著。WBCに出るために例年よりも早めに仕上げているし、これまでも大会後には『燃え尽き症候群』に陥る選手も少なくなかった」(セ球団スコアラー)
とりわけ、成績が冴えないのがヤクルト村上宗隆(23)だろう。3冠王を取った昨季とは一転、今季はこれまで全19試合に出場しながら、打率.175、2本塁打。やはり、WBCの対中国、チェコ戦でホームランを打ち、話題を集めたDeNAの牧秀悟(25)も、17試合で打率.215と振るわない。西武の山川穂高(31)や、ヤクルトの山田哲人(30)もそれぞれ「ふくらはぎの強い張り」「下半身のコンディション不良」などを理由に登録抹消されている。
国内組の不振がWBC後遺症?──なのかどうかは分からないが、いずれにし再びグランドで躍動する姿をファンは待っているに違いない。