大谷“超人的なスタミナ”でドーピング疑惑が浮上しかねない…ジャッジのサイン盗み疑惑も他人事にあらず

公開日: 更新日:

選手にとっては疑惑を向けられただけでも大きなストレス

 メジャーのドーピング検査は尿や血液を採取して行われる。全選手を対象にして実施するほか、MLBが各球団から無作為に選んだ選手を抜き打ちで検査している。近年ではステロイドなどの筋肉増強剤に加え、ヒト成長ホルモン(HGH)使用の有無もチェックされるという。

 もちろん、大谷は禁止薬物使用とは無縁ながら、人並み外れたパワーがあるうえに、日本人であることを理由に抜き打ちチェックの対象となりそうだ。

 ドーピング検査は球団が選手を指名するケースもあり、これまで多くの日本人選手がチームの指示で検体を採取されてきたが当然、陽性反応が出たケースは皆無。日本人選手の多くが勤勉で野球に対して真摯なため、禁止薬物に手を出していないという確信があるからだ。

 大谷は日頃から睡眠時間を確保し、食事には細心の注意を払ってベストコンディションの維持に努めている。リアル二刀流をこなせるのは、オフにそれだけ入念なトレーニングをこなしているからでもある。

 当然、禁止薬物に頼ることはないが、確実に「シロ」という保証があるため、今後も検査の対象になるのは必至。度重なる抜き打ち検査は心身のストレスになりかねない。ジャッジにしても事の真相はともかく、疑惑を向けられただけでも大きなストレスだ。

 その大谷は日本時間18日、敵地ボルティモアでのオリオールズ戦に「3番・DH」で出場。4打数無安打1三振だった。相手の先発右腕ブラディッシュの前にタイミングが合わず、七回の第3打席まで、いずれも外野フライ。最終回は守護神剛腕守護神ボティースタの160キロ近い直球で追い込まれると、最後はスプリットにバットが空を切った。

 大谷は前日も4タコに終わっており、2試合で計8打数無安打と精彩を欠いている。

 なお、次回登板は22日、本拠地でのツインズ戦に決まった。5勝目をマークした15日のオ軍戦から予定通り中5日でのマウンドになる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  2. 2

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  3. 3

    参院選で自民が目論む「石原伸晃外し」…東京選挙区の“目玉候補”に菊川怜、NPO女性代表の名前

  4. 4

    NiziU再始動の最大戦略は「ビジュ変」…大幅バージョンアップの“逆輸入”和製K-POPで韓国ブレークなるか?

  5. 5

    フジテレビ問題「有力な番組出演者」の石橋貴明が実名報道されて「U氏」は伏せたままの不条理

  1. 6

    サザン桑田佳祐の食道がん闘病秘話と今も語り継がれる「いとしのユウコ」伝説

  2. 7

    我が専大松戸の新1年生は「面白い素材」がゴロゴロ、チームの停滞ムードに光明が差した

  3. 8

    逆風フジテレビゆえ小泉今日子「続・続・最後から二番目の恋」に集まる期待…厳しい船出か、3度目のブームか

  4. 9

    新沼謙治さんが語り尽くした「鳩」へのこだわり「夢は広々とした土地で飼って暮らすこと」

  5. 10

    石橋貴明のセクハラ疑惑は「夕やけニャンニャン」時代からの筋金入り!中居正広氏との「フジ類似事案」