西武・山川穂高は「解雇」「起訴」に現実味…強制性交等の疑いで書類送検、気になる今後

公開日: 更新日:

 刑事処分は軽微にとどまるかもしれないが、問題は球団がどんな処分を下すのかだ。かつて阪神で球団社長を務めた野崎勝義氏はこう言う。

「私の在任時はこういった事件は起きませんでしたが、山川選手といえば侍ジャパンで活躍した西武の4番打者。奥さんも子供さんもいる。選手の模範であるべき選手ですから、球団も頭を痛めているはずです。球団としては山川選手に情状酌量の余地があるのかどうかも含めてきちんと調査した上で、ある種の処罰を下さざるを得ないでしょう。仮に起訴となれば、解雇という選択肢も入ってくるかもしれません」

 通算2081安打の名球会会員で西武OBの山崎裕之氏はこう憤る。

「あくまで本人は『合意があった』と容疑を認めていない。相手が見ず知らずの女性ではなく、知人女性であったとしても、うかつ過ぎます。司直の判断はまだ先になるでしょうけど、山川は登録抹消されており、球団が戦力的に大きな損害を被っていることは間違いない。相当のペナルティーは科すべきでしょう。西武はコンプライアンスに厳しい球団。もし不起訴になってもシーズン終了まで謹慎処分となった上に、今季終了後に放出、というケースも考えられます。コトがコトだけに他球団もなかなか獲得しづらいでしょう」

 ファンは二度と、「どすこい!」の掛け声を聞くことはできないかもしれない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…