好調エンゼルスをモニアック&ネトが牽引も…若手有望株2人に過度の期待が禁物のワケ
マイナーで研鑽を積んで守備力を身につけたネト
一方のネトはキャンベル大学時代に二刀流をこなし、22年ドラフト1巡目指名で入団。同年のドラフト組では30球団中、最も早くメジャーデビューを果たした出世頭だ。遊撃の守備範囲が弱点とされたが、マイナーで研鑽を積んでメジャーレベルの守備力を身につけた。
異例のスピード出世を果たしただけにメジャーに執着しているのだろう。ここまで死球はメジャー2位タイの8個で、右腕や指にぶつけられるケースも多いが、首脳陣に直訴して出場し続けている。指の痛みを押してプレーしているため、送球を乱すことも。メジャー生き残りを図る執念が裏目に出ることもあるのだ。
エ軍の浮沈は有望株2人にもかかっている。
■ルーキー右腕が昇格へ
エンゼルスが、また新戦力を投入する。
21年のドラフト1巡目右腕サム・バックマン(23)が日本時間27日にも昇格するという。複数の米メディアが同26日に伝えた。バックマンは今季2Aで6試合に先発し、3勝2敗、防御率5.81、29奪三振。昇格後は救援で起用される見込み。