金谷拓実のプレーが男子ツアーに活気 海外挑戦で身に付けた「攻め続ける」姿勢
先週の男子ツアー「BMW日本ゴルフツアー選手権」は、最後まで「攻め続ける」姿勢を貫いた金谷拓実が完全優勝を遂げ、同時に若い選手が追い上げる見ごたえのある大会でした。
会場の難しさはティーショットを曲げると深いラフが待ち構え、攻めあぐねると池につかまるトラブルに見舞われ、ショットメーカーでないとスコアメークに苦労します。
だから大きく打ち下ろす14番パー4からの終盤は、各選手とも1打目をフェアウエーウッドで刻むのですが、金谷はドライバーで攻め続けました。
15番パー5はドライバーを左に曲げるミスがありパーオンを逃しますが、ラフから残り100ヤードの4打目はピンの根元を狙って真っすぐ攻めました。5メートルほどオーバーしてボギーでしたが、続く池越えの16番パー3でも逃げません。
最終組で一緒に回り、首位タイに並ぶ中島啓太、ソン・ヨンハンの2人は池を避けて右サイドに打ちましたが、金谷は左の狭いエリアを狙いました。このホールをパーで切り抜けた金谷が混戦を抜け出て、中島、ソンの2人はともにボギーとなり1打ビハインドです。