金谷拓実が2週連続Vへ単独トップ発進 今週はジャンボ尾崎に近づく“試金石”

日本ゴルフツアー選手権を完全優勝した金谷拓実（Ｃ）共同通信社

　ちなみに尾崎は出場3戦連続優勝5回（88、89、90、94、96年）、うち88年と94年は3週連続優勝と他を寄せ付けない強さがあった。

　そんな勝ち続けるプロ待望論が男子ツアーには根強くあり、「金谷がやってくれれば……」と、まずは2週連続Vに熱い視線を送る関係者は多い。

　もっとも尾崎と金谷のキャラクターは大違い。尾崎はタバコを吸いながらのプレーでマナーが悪く、ルール問題でも数々のトラブルを起こした。優勝会見でもメディアからの質問が気に入らなければ、イスからさっさと立ち上がり会見を打ち切ることも度々あった。

　そんな傲慢さを金谷がマネする必要はないが、2週連続優勝なら多くのプロが達成しており珍しくもない。尾崎の3週連続優勝記録をさっさと塗り替えてもらいたいものだ。