ロッテ吉井監督の育成術にノムさんDNA 佐々木朗希に“倍返し”促す「責任取るから勝負しろ」

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「先発して六回につかまったとする。指揮官なら次は傷を負う以前、五回を投げ切って勝利投手の権利を得た段階で代えようと考える。野村監督は違った。僕が六回に打ち込まれると、次の登板は必ずと言っていいくらい七回とか八回まで我慢した。なにくそ、次は抑えてやるという反骨心をあおり、さらに成長させようとしてくれた」

 故野村監督はもちろん、選手の性格によって起用法を変えたはずだ。吉井監督は現役時代、反骨心が旺盛だっただけにこういった起用がベストと判断したのだろう。

 佐々木は線が細く、ひ弱に見えて、実は人一倍、負けん気が強い。負けてたまるか、やられたらやり返してやるという気概にあふれている。吉井監督は、そんな佐々木の性格を見極めたうえで、今回はやり返せなかったが、来る日の「倍返し」を期待しているに違いない。

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