【独自】佐々木朗希が“極秘退寮”していた! 栄養士の弁当持参で球場入り、4年目の意志ある進化
「いつの間にか寮を出て、一人暮らしを始めてたんですよ」
こう言うのはロッテの若手選手のひとり。「一人暮らしを始めた」のは、プロ4年目の右腕・佐々木朗希(21)だ。
投手、野手を問わず複数のチームメートに確認すると、なぜ知っているの? と驚いたようにギョッとした表情になるものの、「一人暮らしをしていることは知っています」「球場までは車で来ています」と一様に口をそろえた。
佐々木朗がこれまでいた埼玉・浦和の「千葉ロッテマリーンズ寮」は、二軍球場や隣接する室内練習場から徒歩5~6分ほどのところにある。3階建てで、全30部屋。個室は約10畳でクローゼット、ベランダが付いている。24時間利用可能な大浴場に加え、食事はメリックス株式会社の「スポーツ栄養チーム」がサポートしていて、サラダやフルーツなども常備されている。野球に集中できる環境が整っているが、昨季は20試合の登板で完全試合を含む9勝4敗、防御率2.02と飛躍のシーズンを送った。
すでに4年目の21歳。結果を残したことで、自立心も芽生えたのだろう。
■都内ジムでトレーニング、ダルと大谷の影響
佐々木朗は21年オフから、都内のジムに通って、トレーニングをしているという。基本的に22時という門限のある寮を出たことで、好きなタイミングで存分に体を動かせるようになったのはプラスだ。
まだまだ体は発展途上にある。今春のWBCでは、チームメートになった球界のレジェンドたちから“お土産”をもらった。報道陣から、一番印象に残ったことを聞かれると、こう言っていた。
「ダルビッシュ(有)さん(36=パドレス)とか大谷(翔平)さん(28=エンゼルス)がめちゃくちゃスタイルが良かったなと。自分、(スタイルが)いい方だと思っていたんですけど、もう全然あんまりスタイル良くないなって思い知らされました(苦笑)」
そのダルや大谷の肉体をつくっているのがトレーニングに加えて食生活だ。ダルはサプリメントのスペシャリストで、自身が商品のプロデュースなども行っているほど。大谷にしても、若手時代から先輩の飲みの誘いをことごとく断るなどストイックなことで知られ、WBC中はてんこ盛りの白米と数個のゆで卵とブロッコリーを食べていたことが話題に。パスタを塩だけで食べていることも明らかになり、チームメートを驚嘆させていた。そんな2人の食生活を目の当たりにした佐々木朗が大きな刺激を受けたのは想像に難くない。