DeNAの快進撃を支える「陰の立役者たち」の名前 交流戦V持ち越しもほぼ確定!
交流戦初Vこそ持ち越しとなったものの、勢いがあるのがDeNAだ。
交流戦開幕前、DeNAは24勝19敗で、31勝14敗の首位阪神と6ゲーム差の2位。それがパとの対戦でDeNAは11勝7敗と貯金を増やし、阪神は7勝10敗1分と後退。順位は変わらないとはいえ、2.5ゲーム差に迫った。
DeNAは昨季2位でフィニッシュしたが、優勝したヤクルトとは8ゲームもの大差をつけられた。昨季から何が変わったのか。
巨人などでコーチ経験のある秦真司氏(評論家)は「リードオフマンの関根の覚醒や、バウアーの加入など昨季から変わった点はありますが」と、こう続ける。
「今のDeNAは打者が状況に応じて役割をきっちりこなしている。いわば、打線が『線』として機能しているので、相手バッテリーが最も嫌がるチームになっている。例えば、佐々木朗希と対戦した18日のロッテ戦です。二回1死二塁の場面で宮崎がファウルで粘るなど8球を投げさせ、二ゴロに倒れた。しかし、二塁走者の牧は三塁に進塁。ヒットは打てずとも、最低限の役割は果たした。点は入りませんでしたが、こうした攻撃は投手にとってボディーブローのように効いてくるんです。これは相川チーム作戦兼バッテリーコーチの影響も大きいでしょう」