巨人・赤星優志が“孝行息子”に…原監督「若手育成の成功」の手柄掲げ来季続投に虎視眈々

公開日: 更新日:

 そんな巨人は24日のヤクルト戦に2年目の赤星優志(24)が先発。7回を116球投げて3安打無失点。3四死球、自己最多の8奪三振の好投で、今季初勝利を挙げた。

 今季は開幕ローテ入りを果たしたものの、試合前まで0勝4敗、防御率6.14。お立ち台で「最高の気分」と笑えば、原監督も「今日はパワフルな感じで見違えた」と手放しの褒めようである。

 23日に先発予定だったグリフィンが頭に打球を当てて登板を回避。24日に先発予定だった菅野が1日前倒しで登板したため、赤星にお鉢が回ってきた。巨人や原監督にとって、助っ人が投げるより明るい材料だ。

 今季台頭した若手投手は、先発では9勝3敗の山崎伊、中継ぎでは37試合に登板している菊地らがいるが、今後も赤星が抹消されたグリフィンの代役を務めることができれば、「新たな若手の抜擢」という原監督の“手柄”がまた一つ増えることになる。今季は3年契約2年目ながら、結果次第では退任の噂も出ている。球団が望む「若手の育成」がうまくいっているとなれば、来季の「続投」を手繰り寄せることになるからだ。

 本当の息子はともかく、原監督を助けるかもしれない「孝行息子」が、また出現した。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…