大谷翔平2度目の右肘手術成功と発表も…故障発覚から治療法が遅々として進まなかった裏側
全米の肘の権威から“オファー”殺到
最終的に大谷が診察を受けた医師の人数は現時点では定かではないものの、メジャーで唯一無二の二刀流だけに全米の肘の専門医から“オファー”が殺到したそうだ。大谷の肘を再生させ、二刀流として完全復活に導けば、専門医としての名声を高められるとの思惑があるからだという。
米国では野球に限らず、プロスポーツチームのドクターを務めるのは名誉と位置付けられており、希望する医師は少なくない。特に球団の本拠地で病院を経営する医師にとっては、人気選手の治療や健康管理を独占的に扱う立場になり、メディアに頻繁に名前が取り上げられるため、計り知れない宣伝効果があるのだという。
肘は投手生命を左右しかねないだけに、治療法や手術法の選択に細心の注意を払うのは当然のこととはいえ、故障発覚からここまで時間がかかったのは多数の医師による売り込みが殺到して情報過多に陥って迷いが生じていた可能性がある。