最下位の中日が5位ヤクルトに肉薄も…「いっそのこと最下位」の声が続出するワケ
セ・リーグ最下位がすっかり定位置になっている中日だが、ここにきて5位に浮上するかもしれない。
さる18日の広島戦は延長11回の末にサヨナラ勝ち。一方、5位ヤクルトは同日の巨人戦に敗れたことで、勝差は1.5ゲームと肉薄している。
ところが、中日ファンが諸手を上げて喜んでいるかといえば、実はそうでもない。ネット上では、チームがこのまま最下位に終わることを望む声が少なからず上がっているからだ。
《いっそのこと、このまま最下位に終わってほしい。ドラフト戦略に切り替えよう》
《とっくにBクラス入りは確定しているんだから、ドラフトのために最下位フィニッシュすべきでしょ》
今年のドラフトは大学生・社会人投手が例年になく豊作といわれる。大学4年と社会人の投手で、直球の最速150キロをマークする選手は100人超。153キロ以上に絞っても確認できる限りで31人(左腕5人)もいる。
「各球団のドラフト上位指名は彼ら、大学・社会人投手で埋まると見られます。そして、ドラフトの2巡目以降はシーズン最下位だった球団から指名していく。今季の最下位球団はこの恩恵を大きく受けることになります。ドラ1クラスの即戦力投手を2、3人指名できるわけですからね。とてつもない特典ですよ」(パ球団スカウト)