原監督が笛吹けど選手踊らず3位絶望の3.5差…巨人は「常勝」いわれた“文化”が足カセに
残り10試合を切った巨人のCS出場が厳しくなった。
20日の阪神戦は逆転負け。今季の阪神戦は球団ワーストを更新する18敗目(5勝1分け)となった。3位DeNAが勝ったため、残り9試合でゲーム差は3.5に広がった。
巨人は8月25日からリーグ4位に沈んでいる。9月に入って8勝8敗1分け。DeNAはここまで10勝7敗できており、なかなか差が縮まらないのだ。
昨季も同じような展開だった。しかし、ラスト10試合は5勝5敗。3位阪神に0.5ゲーム差の4位に終わった。3位でCSに出場した21年も、最後の10試合は2勝6敗2分け。急失速してシーズンを終えている。
さる巨人OBがこう言った。
「リーグ優勝の数が38回とセ・リーグではダントツに多い巨人(ヤクルト、広島、中日=9、阪神=6、DeNA=2)には『1位チームをリスペクトする』という考え方が根強い。表立っては『CS目指して頑張ります』と言いながら、『本来はリーグ優勝のチームが日本シリーズへ進むべき』と考えている選手が多い。かつては『3位からの下克上なんて優勝チームに失礼だ』と言う選手もいましたから」