巨人が中大・西舘勇陽をドラ1指名に“上方修正”の背景…阿部新監督就任が追い風、入団決まれば守護神抜擢も
巨人が26日のドラフト会議で、中大・西舘勇陽(21)を1位で指名する。
花巻東高出身。春1度、夏2度の甲子園を経験した最速155キロ右腕だ。さるチーム関係者がこう言った。
【写真】この記事の関連写真を見る(19枚)
「9月に各地の大学のリーグ戦が始まって球団内の評価を二分したのは、春の大学選手権優勝投手の青学大・常広と国学院大の左腕・武内だった。実力では常広、一軍は左投手不足だから、左腕の安定度では武内。それに続く東洋大の細野は左腕で一番球が速いのは魅力だけど制球力が……。中大の西舘はリリーフもこなせるから、ポイントが高いとの評価だった」
その時点での序列では3番手か4番手だったが、先月下旬に巨人の2年連続4位が確定。原監督から阿部慎之助監督(44)に交代したことで風向きが変わった。