日本ハム上沢直之がメジャー挑戦へ 「カネより夢」のハングリー精神が活躍を後押し
「ケガをせずに長いイニングを投げることで、アメリカでもチームに貢献できる。これからメジャーリーグを目指し、しっかり練習していきたいと思います」
28日に記者会見を開き、ポスティング制度を利用したメジャー挑戦への意気込みをこう語ったのが日本ハムの右腕エース・上沢直之(29)だ。日刊ゲンダイで「75歳名将の高校野球論 甲子園で勝つより大事なことがある」を連載中の専大松戸(千葉)の持丸修一監督の教え子でもある。
同校から2011年ドラフト6位で日本ハムに入団し、14年に一軍デビュー。ここ4年間は先発ローテの柱として活躍。プロ通算173試合で70勝62敗、防御率3.19をマークしてはいるものの、圧倒的な成績――とは言い難いなかでのメジャー挑戦であることは、本人が一番理解しているようだ。
「(周囲からの批判や厳しい言葉などは)何をするにしても絶対出てくると思うので、しっかり自分の中で受け止めます。そういう意見が少なくなるように、成績やプレーで自分が変えていかないといけない。自分を信じてやるしかない」と話し、仮にメジャー契約には至らずマイナー契約しか提示されなかったとしても海を渡る覚悟だという。