日本ハム上沢直之がメジャー挑戦へ 「カネより夢」のハングリー精神が活躍を後押し
「メジャー挑戦をする理由は、世界中の選手が集まってやる野球ってどんな感じなのだろう、と。それを死ぬまでに経験してみたい思いが1番です」(上沢)
前出の鈴村氏が続ける。
「上沢と重なるのが、ソフトバンクから11年オフに年俸6000万円程度のマイナー契約でマリナーズに移籍した川崎宗則(44=BC栃木)です。そのまま球団に残れば大型契約が待っていたにもかかわらず、です。メジャーとマイナーを行き来することが多かったものの、結果的に複数球団で計5年もプレーしました。上沢の性格も薄給でも腐る心配はなさそうなのですから、活躍できる可能性は十分あるでしょう」
ハングリー精神旺盛で、米球界で成功を掴めるだけの土台はある。アメリカ行きの切符さえ手に入れれば、アッと驚く成績を残すかもしれない。