オリ日本一連覇逃し…山本由伸はメジャー&山﨑福也FA流出でも“牛天下”が揺らがない根拠
例えば今回の日本シリーズの40人の登録メンバーには、21歳以下の選手が4人も入った。
遊撃手の紅林弘太郎(21)は第6戦で中押し2ランを放ったバリバリのレギュラー。斎藤響介(18)は高卒1年目ながら9月26日の西武戦に先発して4回を無失点に抑えた右腕。同2年目の池田陵真(20)は第1戦に「1番・左翼」でスタメン出場している。来田涼斗(21)は高卒1年目から23試合に出場した外野手。
21歳以下が1人もいなかった阪神とは対照的で、今後の伸びしろは確かに期待できそうだ。
「今季9勝とブレークした山下舜平大(21)は腰を痛めて日本シリーズのメンバーから外れましたけど、来年は宮城と並ぶエース格です。他にも福良GMが打撃を絶賛している内藤鵬(19)、捕手で打撃は一軍レベルの福永奨(24)、投手では150キロ超の速球が武器の才木海翔(23)と佐藤一磨(22)と入山海斗(23)……近い将来、出てきそうな若手有望株はゴロゴロいます」とはオリックスOB。
加えて今年のドラフトでは1位の横山聖哉内野手(上田西)以下、4位まではすべて高校生を指名。他球団の指名が大学生投手に集中する中、トップクラスの投手2人に捕手も1人獲得した。
いずれも将来を見据えたもの。福良GMは「ドラフトと育成」を軸にしたチーム作りを行っていて、現時点でそのサイクルはうまく回っているようなのだ。