金満ソフトBがFA山﨑福也に“後出し”4年12億円提示…雲行き怪しい巨人が狙う「第2の男」
4年総額12億円超――。
オリックスからFA宣言し、6球団の大争奪戦となっている山﨑福也(31)に案の定、ソフトバンクが破格の条件を出してきた。工藤公康(元監督)、杉内俊哉(現巨人投手コーチ)らエース左腕が現役時代につけた背番号「47」も提示するなど本気度がうかがえる。
18日までにヤクルト、DeNAが4年総額8億円規模、その後に巨人が4年総額10億円以上といわれる条件を提示したが、巨人をも軽々と超えた格好だ。20日には日本ハムとも交渉。こちらも4年8億円規模の条件を用意しているとみられ、これで山崎福は一通りのFA交渉を終えた。
「DH制がなく、投手も打席に立つセ・リーグが希望」との情報もあり、阿部慎之助新監督(44)が「思いを伝えさせていただいた」と直接出馬した巨人は、山﨑の父・章弘氏(62)が昨季までコーチを務めた縁もある。リーグ5位のチーム防御率3.39に沈んだ投手陣再建へ、今季自己最多の11勝を挙げた左腕は、喉から手が出るほど欲しいのだが、金満ソフトバンクの破壊力の前に、雲行きが怪しくなってきたとみる向きもある。