ドジャースの“大富豪オーナー”はスター選手がお好き? 「カネは出しても口は出さない」甘さにリスク

公開日: 更新日:

 その後も、FAでの補強を繰り返したが世界一には届かず、13年にリーグ優勝決定戦で敗退し、チーム運営の見直しを図った。

 ウォール街出身のGMとしてア・リーグのお荷物球団だったレイズを強豪に押し上げたアンドリュー・フリードマン氏(現編成本部長)を引き抜き、緻密な統計データに基づいた戦力補強を行うと同時に、マイナー組織の充実を図り、名門球団を復活させた。

■ 大谷はおごるタイプではないけれど…

「フリードマンを編成本部長に据えたのは、オーナーグループの決定ですが、ウォルター氏は普段、本業である投資顧問会社が本拠を構えるシカゴで職務をこなしており、球団運営にはほとんど口を挟みません。『カネは出しても口は出さない』タイプで、大谷が今季まで所属したエンゼルスのモレノ・オーナーとは真逆のタイプです。大型契約を結んだ選手に寛容なところがあり、ここ数年は故障もあって結果を出せないエース左腕カーショーを功労者として扱うなど、1997年まで球団を保有していたオマリー一族のようにファミリー的な一面も持ち合わせています。大谷はおごるタイプではありませんが、オーナーのスター選手への甘さが将来的に不協和音につながるかもしれない」(米放送関係者)

 大谷は契約に「オーナーか編成本部長が退任した場合、オプトアウト(契約破棄)できる」という付帯条項を盛り込んだ。異例の契約として注目されたが、オーナーの寛容さがアダになりかねない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大友康平「HOUND DOG」45周年ライブで観客からヤジ! 同い年の仲良しサザン桑田佳祐と比較されがちなワケ

  2. 2

    阪神・西勇輝いよいよ崖っぷち…ベテランの矜持すら見せられず大炎上に藤川監督は強権発動

  3. 3

    歌手・中孝介が銭湯で「やった」こと…不同意性行容疑で現行犯逮捕

  4. 4

    佐々木朗希の足を引っ張りかねない捕手問題…正妻スミスにはメジャー「ワーストクラス」の数字ずらり

  5. 5

    阪神・藤川監督が酔っぱらって口を衝いた打倒巨人「怪気炎」→掲載自粛要請で幻に

  1. 6

    巨人・小林誠司に“再婚相手”見つかった? 阿部監督が思い描く「田中将大復活」への青写真

  2. 7

    早実初等部が慶応幼稚舎に太刀打ちできない「伝統」以外の決定的な差

  3. 8

    「夢の超特急」計画の裏で住民困惑…愛知県春日井市で田んぼ・池・井戸が突然枯れた!

  4. 9

    フジテレビを救うのは経歴ピカピカの社外取締役ではなく“営業の猛者”と呼ばれる女性プロパーか?

  5. 10

    阪神からの戦力外通告「全内幕」…四方八方から《辞めた方が身のためや》と現役続行を反対された