今永昇太の争奪戦からヤンキース撤退…大谷&由伸擁するド軍のライバルが急浮上するワケ
DeNAからポスティングシステムでメジャー移籍を目指す今永昇太(30)の交渉が本格化してきた。
米スポーツ専門局ESPNは日本時間4日、今永が総額1億ドル(約143億円)規模の契約になる可能性があると報じた。
先発左腕の目玉である今永には複数の球団が関心を寄せていたが、ここにきてヤンキースが撤退。地元紙「ニューヨーク・タイムズ」によれば、今永は典型的なフライボール投手(昨季のゴロ率は35%)で、昨季、規定投球回数(162)をクリアしたメジャーの投手ではワースト5位。ヤ軍フロントは、本塁打が出やすいヤンキースタジアムでは不利になると判断し、獲得を見送ったのだという。
今永の獲得に動いているとされるのはメッツ、レッドソックス、カブス、ジャイアンツ、ドジャースなど。レッドソックス(フェンウェイパーク)を除けば、いずれも本塁打が出にくい球場が本拠地の球団ばかりだ。
中でもジャイアンツのオラクルパークは極端にいびつなうえ、中堅122メートル、右中間128メートルと広いため、比較的、本塁打が出にくいことで知られる。昨季、1試合あたりの本塁打数(0.807)はダイヤモンドバックスのチェイスフィールド(0.765)、アスレチックスのオークランドコロシアム(0.798)に次いでメジャー3番目の少なさだった。