今永昇太の争奪戦からヤンキース撤退…大谷&由伸擁するド軍のライバルが急浮上するワケ

公開日: 更新日:

 DeNAからポスティングシステムでメジャー移籍を目指す今永昇太(30)の交渉が本格化してきた。

 米スポーツ専門局ESPNは日本時間4日、今永が総額1億ドル(約143億円)規模の契約になる可能性があると報じた。

 先発左腕の目玉である今永には複数の球団が関心を寄せていたが、ここにきてヤンキースが撤退。地元紙「ニューヨーク・タイムズ」によれば、今永は典型的なフライボール投手(昨季のゴロ率は35%)で、昨季、規定投球回数(162)をクリアしたメジャーの投手ではワースト5位。ヤ軍フロントは、本塁打が出やすいヤンキースタジアムでは不利になると判断し、獲得を見送ったのだという。

 今永の獲得に動いているとされるのはメッツ、レッドソックス、カブス、ジャイアンツ、ドジャースなど。レッドソックス(フェンウェイパーク)を除けば、いずれも本塁打が出にくい球場が本拠地の球団ばかりだ。

 中でもジャイアンツのオラクルパークは極端にいびつなうえ、中堅122メートル、右中間128メートルと広いため、比較的、本塁打が出にくいことで知られる。昨季、1試合あたりの本塁打数(0.807)はダイヤモンドバックスのチェイスフィールド(0.765)、アスレチックスのオークランドコロシアム(0.798)に次いでメジャー3番目の少なさだった。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…