手術明けの大谷 実戦復帰の目安は中堅から右方向への飛距離…日本時間10日新天地キャンプイン
ドジャースのバッテリー組とリハビリ組が日本時間10日、米アリゾナ州グレンデールでキャンプイン。大谷翔平(29)、山本由伸(25)が新天地で本格的に始動した。
大谷は屋外では練習せず、室内で調整し初日を終えた。山本はブルペン入りし、21球を投げ込んだ。
全体練習を前に報道陣に対応した大谷は「(リハビリの)強度は100に近いので、あとはマシンだったりとか実際の投手の球を打つ段階をクリアするだけかなと思います」と、現状を説明した。
昨年9月に受けた右肘靱帯再建手術からの復活を目指す大谷は、すでにキャンプ地の自主トレでマシン、トス打撃を再開するなど、順調な回復ぶり。ブランドン・ゴームズGMはキャンプでの調整について「ある程度の制限をかけるが、最初だけだろう。状態も上がっているので、すぐに次のステップに進んでいくと思う」と話し、15日からの野手組のキャンプで、フルメニューをこなせるとの見通しを明かしている。
順調にステップを踏めば、パドレスとの韓国開幕戦(3月20、21日)出場も可能となるが、日米韓のファンが注目する復帰は打球の伸び次第だ。