“俊足の大谷”に立ちはだかる同地区の強肩捕手 ドジャース指揮官は「ボンズ超え」可能と評価
ドジャース・大谷翔平(29)が日本時間17日、今キャンプ3度目のフリー打撃を行い、6連発を含む13本の柵越えを放って順調な仕上がりを披露した。
ロバーツ監督は大谷について「私がこれまで一緒にプレーした中でバリー(ボンズ)が最も才能ある選手だった。ショウヘイは野球史上、最も才能ある選手になるだろう」と、762本の通算最多本塁打記録を持つボンズ超えも可能だと評価した。
ボンズは1999年以降、禁止薬物を使用して一発を量産。記録は疑問視され、米野球殿堂入りを果たせなかったが、96年に史上2人目の40-40(42本塁打、40盗塁)を達成するなど、30代前半まで長打力と機動力を兼ね備えていた。
大谷は今年7月に三十路を迎える。ボンズが30歳になった94年は打率.312、37本塁打、81打点、29盗塁だった(ストにより8月でシーズン終了)。
大谷は指揮官から「試合の状況次第で、盗塁がしたいなら構わない」と“グリーンライト”を与えられた。本人も長打力に加え、禁止薬物に手を染めていなかった頃のボンズのように、盗塁への意識も高いが、簡単には走れそうにない。