阿部慎之助新監督1年目のキャンプを視察した「他球団覆面007」が新生巨人を丸裸!【投手編】

公開日: 更新日:

 阿部監督が投手陣に「困ったらど真ん中に投げろ」と指示を出しているだけに、全体的にストライク率が高まった印象を受けた。昨季リーグワーストの防御率だったリリーフ陣は、故障離脱中の抑えの大勢待ちだが、中川を軸として、近藤、ケラーといった新戦力を入れて勝ちパターンを形成できそう。ただ、ケラーはいい時と悪い時がはっきりしている投手。3ボール率が高いので、阿部監督好みではないかもしれない。先月27日の日本ハムとの練習試合で2失点。カーブを多投していた。捕手の山瀬やベンチと話し合った上で何か意図があったのかもしれないが、あのリードではケラーの長所は引き出せないと感じた。

 ドラフト5位左腕の又木は最初の紅白戦の好投が鮮烈だったが、その後はトーンダウン。25日のヤクルト戦でまた良くなった。後ろが小さくて出どころが見えにくい。悪い時は体の開きが早くシュート回転するが、中継ぎ枠に入ってくる可能性はありそうだ。

 杉内投手チーフコーチが「キャンプMVP」に挙げた育成の京本はオープン戦で150キロをマークした。変化球の球種も多い。勝ちパターンどころか大勢の代役の可能性もあるというから要注意だ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  2. 2

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  3. 3

    参院選で自民が目論む「石原伸晃外し」…東京選挙区の“目玉候補”に菊川怜、NPO女性代表の名前

  4. 4

    NiziU再始動の最大戦略は「ビジュ変」…大幅バージョンアップの“逆輸入”和製K-POPで韓国ブレークなるか?

  5. 5

    フジテレビ問題「有力な番組出演者」の石橋貴明が実名報道されて「U氏」は伏せたままの不条理

  1. 6

    サザン桑田佳祐の食道がん闘病秘話と今も語り継がれる「いとしのユウコ」伝説

  2. 7

    我が専大松戸の新1年生は「面白い素材」がゴロゴロ、チームの停滞ムードに光明が差した

  3. 8

    逆風フジテレビゆえ小泉今日子「続・続・最後から二番目の恋」に集まる期待…厳しい船出か、3度目のブームか

  4. 9

    新沼謙治さんが語り尽くした「鳩」へのこだわり「夢は広々とした土地で飼って暮らすこと」

  5. 10

    石橋貴明のセクハラ疑惑は「夕やけニャンニャン」時代からの筋金入り!中居正広氏との「フジ類似事案」