巨人・門脇誠にのしかかる超重責…開幕「3番」で阿部監督の期待に応えられるか
巨人2年目の門脇誠(23)に重責が課せられる──。
阿部慎之助監督(44)が11日に開幕オーダーについて「(3番打者は)門脇」と明かした。ここまで対外試合11試合中6試合で3番起用し、「(1、2番が)連打して3番になったら、小技をできる選手にバントをさせて4、5番で勝負」と説明。バントや盗塁といった「スモールベースボール」を標榜する阿部監督は、重要な4番・岡本和の前の3番に「つなぎ役」として遊撃のレギュラーを確約している門脇を配置。さらに「(岡本)和真の後が大事」と5番には坂本を置く考えだという。
巨人OBで元投手コーチの高橋善正氏(評論家)がこう言う。
「不動のレギュラーだった坂本を三塁に追いやった門脇の遊撃の守備力は球界トップクラス。阿部監督がオフに早々とレギュラー確約を出したくらいだから、よほど信頼しているのでしょう。ただ、打撃面はどうでしょう。昨年も逆方向を意識してから安打が出始めたが、守備力と比べるとまだまだの印象。オープン戦の打率も1割台(12日現在.158)です。
まだ2年目だし、打順は1番か2番、もしくは下位で楽に打たせると思っていました。いくら『つなぎの3番』として阿部監督がやりたいスモールベースボールを体現できる選手だとしても、クリーンアップの3番となれば、長打力も求められるし、力が入って当然。マジメでストイックな選手と聞くだけに、なおさら重荷を背負い込んでしまいそうで心配です」