「ただの通訳」水原一平氏がたった3年で約7億円も借金してまでバクチできたワケ
狙いは大谷翔平(29=ドジャース)のカネだった。
大谷の元通訳である水原一平氏(39)が違法賭博で少なくとも約6億7500万円もの借金を負い、大谷名義の銀行口座から胴元に送金されていたことが明らかになった賭博スキャンダル。わずか3年ほどの間に7億円近い借金を背負ったこと自体、驚きだが、そもそもメジャーリーガーの通訳がなぜ、これだけの借金を抱えるまで賭博を重ねることができたのか──。そんな疑問に答える報道があった。
米紙「ワシントン・ポスト」(電子版)は日本時間24日、賭博の胴元であるマシュー・ボウヤー氏の弁護士のインタビューを掲載。水原氏がこれだけ大きな借金を抱えるまで賭博を続けられた理由について、「彼は大谷の親友だったから」と明かしたのだ。つまり胴元は水原氏がどれだけ借金を重ねても、大谷から“引っ張れる”と踏んでいたことになる。
「我々は大谷が大規模な窃盗の被害者であることが分かり、この問題を当局に引き渡している」
大谷の顧問弁護士は米スポーツ専門局ESPNの取材に、こう言っている。大谷が水原氏の借金を肩代わりするために送金したのではなく、大谷は水原氏によって7億円近い金額を盗まれたと言うのだ。