巨人オドーアが前代未聞の開幕前退団…過去のお騒がせ助っ人にはメジャー最優秀監督も
▼2004年~05年 タフィ・ローズ
近鉄時代の2度の本塁打王の実績を引っさげ、巨人に移籍。1年目に45本塁打でプロ野球史上2人目、外国人選手としては初の両リーグでの本塁打王を獲得したが、移籍2年目に緩慢な守備をコーチに咎められると、激昂。コーチにつかみかかる暴挙に出た挙げ句、その試合後に「ジャイアンツ、下手くそ。ジャイアンツ、大嫌い」と報道陣相手にまくしたて、球団からチーム批判だと罰金処分に。シーズン終了後に戦力外通告を受けてチームを去った。
▼2005年 ダン・ミセリ
メジャー通算579試合登板の守護神候補として入団。しかし、開幕から3試合連続で失点するなど、4試合での防御率23.63と大炎上。首脳陣から二軍での再調整を命じられると、これを拒否して大騒動になった。二軍落ちをさせられない契約上の不手際もあり、話し合いの末に開幕から1カ月も経たない4月19日に球団史上最速(当時)で退団。解雇を通告された当日に家族と浅草観光に出かけ、人力車に乗るなど日本を満喫。今でも球団関係者の語り草になっている。