日本ハム期待の新星は「令和の曲者」か…あの達川光男氏「昭和、平成の匂いを感じる」と大絶賛
たしかに、右肘にボールが当たった瞬間、腰を引きながら右肘が前に出ているようにも見える。現役時代、「曲者」と称された達川氏は「避けないことはあっても、わざと当たりには行かないでしょう」と、こう言う。
「私はちょこっと手を出したりして、先輩投手に『ええ加減にせえ』と怒られたもんですけどね(笑)。投手が打席に立つセ・リーグで8番を打つことが多かったから、私が出塁すれば、9番で3アウトになっても、次の攻撃は1番からスタートできる。でも、打率3割以上をマークして中軸も打つ田宮に肘を出すメリットはない。むしろ選手生命に関わりますよ。一方、死球のリスクはあってもボールを怖がらず、ベース付近に立って踏み込んで打っている。捕手というポジションはボールを怖がらないことが大事。身を挺してでもチームに貢献しようとする姿に、昭和、平成の匂いを感じます」
捕手らしい捕手が出てきた。(つづく)