巨人のV争いに影落とす中日立浪監督の「最後っ屁」 深く刻み込まれた“打倒巨人DNA”の不穏
それにしても、巨人は中日の投手を打てない。
球宴前最後のカードとなる19日の中日戦で、相手先発の高橋宏斗(21)から8回4安打で12三振を食らい、球団ワーストタイとなる今季15度目の完封負けを喫した。前回対戦時も6回無失点に抑えられており、今季は計14イニングで1点も奪えていない。
高橋だけじゃない。そもそも巨人は中日の投手が苦手だ。試合前まで対戦打率は.209とセ5球団の中で最も打てていない。
例えば、登板時の援護点が少ない小笠原慎之介(26)とは今季5試合で2勝2敗だが、全てQS(6回以上を自責点3以内)を許しており、毎回試合を作られている。絶対的守護神のライデル・マルティネス(27)からは8試合で無得点だ。
特に4番の岡本和真(28)はこの日も3タコ2三振で、中日との対戦打率は.160。首位打者争いをしている好調・丸佳浩(35)も4タコで同.240と、いずれも対セの中で最も低い。頼みの主力が打てないのだから、5位中日に6勝7敗と分が悪いのもうなずける。