貧打の広島「大砲ビシエド獲り」急浮上! 中日二軍で塩漬け「もっと試合に出たい」と移籍も辞さず
中日のダヤン・ビシエド(35)の去就が騒がしくなりつつある。
キューバ出身で来日9年目。今季で3年契約が切れるため、10日に「今年がドラゴンズとしては最後になる可能性がある」と明かしたのだ。
日本球界通算139本塁打の大砲は「球団から来季の契約についての話はない。そろそろ違う空気を吸う時期なのかな。もっと試合に出たい。自分の仕事をできる場を与えてくれるところであるならば行きたい」と他球団への移籍も辞さない構えだ。
ビシエドは今季、同じ一塁手の中田の加入もあって出場機会が激減。5月16日に初昇格し、15試合で打率.209、1本塁打、2打点に終わり、6月9日に登録抹消されて以降、二軍で塩漬け状態になっているが、それでも決して腐ることなく、60試合に出場して打率.290、6本塁打、25打点の好成績を残し、アピールを続けていた。
すでに最下位が確定している西武、リーグ4連覇の可能性がなくなったオリックスなど、低迷するパ球団が水面下で獲得調査を進める一方、ネックなのは年俸が3億5000万円と高額なこと。さる球界関係者が「ビシエドが重視するのは出場機会。カネにはこだわらないそうです。仮に中日を自由契約になって年俸が1億円を切るようなら、セの優勝を争う広島も参戦する可能性があります」とこう続ける。