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安倍昌彦スポーツライター

1955年、宮城県生まれ。早大卒。アマ時代に捕手としてプレーした経験を生かし、ドラフト候補のボールを実際に受けて取材するスタイルを確立。通称「流しのブルペン捕手」。自身が責任編集を務める雑誌「野球人」を始め、著書、寄稿は多数。

東海大相模・藤田琉生 打者をヘッドアップさせるリリースポイントの「あり得ない高さ」

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藤田琉生(東海大相模/投手・左投左打・198センチ・95キロ)

 身長2メートル近い「超」の付く大型左腕が東海大相模に進んだことは、入学時から「業界」では結構知られていた。湘南クラブという名門中学軟式チームの頃から、大器と評判だった。

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 大型は時間をかけて育てる……それは業界の常識である。3年生の春ぐらいかな……と開花の時期を楽しみにしていたら、2年生・秋の県大会・横浜高戦に登板してきて驚いた。

 見るからに未完成だった。成長途上の長身左腕だけにフォームもアンバランスで制球に苦しんだ。聞けば、左ヒジ疲労骨折からの病み上がり。無理もなかった。

 藤田投手が良くなっていて驚いたのが、この春。県大会で同じ横浜高を1点に抑えて完投。自ら3ランまで放り込んでみせた。

 そして、この夏。素晴らしく良くなっていた。

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