世界最高峰のツアーで結果を残すには技術の向上だけではなく、カラダの勉強も欠かせない
男子も金谷拓実、岩崎亜久竜が米下部ツアーの2次予選会に参戦。米ツアーチャンピオンズ(米シニアツアー)のプレーオフシリーズ第2戦に進んだ藤田寛之は、2戦目終了時に賞金ランキング36位以内なら最終戦への出場が決まり、来季のフルシード権を手にします。前週の国内シニアツアー「ファンケルクラシック」を連覇した宮本勝昌も、来月の米シニアツアー予選会を受けると宣言しています。
予選会には夢を追う世界の挑戦者が集います。日本勢は力があっても、すんなり通過できるとは限りませんが、高いステージでプレーしたいと願うのは当然のこと。報酬は魅力だし、世界のトップと戦うために、何をすべきか考え、研究し、努力することは、人としての成長にもつながります。
男子は欧米選手との飛距離の差が縮まり、以前ほどティーショットでコンプレックスを感じることはなくなりました。身長や体力で劣る女子も、ショットやパットの精度を上げれば海外メジャーでも勝てることは証明済みです。
とはいえ、世界最高峰のツアーで結果を残すには技術の向上だけでなく、「体力」も重要です。連日の練習や飛距離アップへのスイング改造などは、それに耐えられる関節や筋力、スタミナが必要です。また、シーズンが始まれば長時間の移動や時差で体調を崩すケースも珍しくない。やみくもに筋トレをするのではなく、トレーナーの力を借りるなどして、体のことをよく理解し、コンディショニングについて勉強することもトップアスリートには欠かせません。