なぜ広島だけ? ドラフト1位指名事前公表が1球団のみの“超異例”…高校野球雑誌の元編集長が解説

公開日: 更新日:

 珍事勃発である。

 24日に行われるプロ野球のドラフト会議に異変である。前日までに1位指名を公表したのは、「宗山(明大)を取りに行く」と宣言した広島のみ。残り11球団はいずれも「絞り切れていない」「当日決める」「決まったけど公表しない」など、選手名を明かさなかった。

【写真】この記事の関連写真を見る(19枚)

 2007年から逆指名制度の希望枠が廃止されて以降、指名選手の事前公表が1球団のみというのは超異例。昨年は4球団、22年は9球団、21年は2球団だったものの、20年は7球団がドラフト前日までに1位を明かしていた。

 通常、指名選手の公表はライバルを減らすため、選手に誠意を見せるため、といわれている。大学ナンバーワン遊撃手の宗山と153キロ左腕の金丸(関大)のツートップが人気で「不作ドラフト」ともいわれる中、なぜ11球団は沈黙しているのか。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…