佐々木朗希争奪戦 いの一番に面談を公表したヤンキースの勝算…ネックは「登板ドタキャン」にシビアなNYメディア
しかし、「ネックになるのは全米一シビアなファンとニューヨークメディアですよ」と、特派員のひとりはこう続ける。
「佐々木はヤンキースが通常、獲得する大物と違って金額が安い。ヤンキースが年をまたいでリセットされる国際ボーナスプールを目いっぱい使ったとしても10億円弱です。けれども、25歳未満でマイナー契約しか結べないルール上の問題で金額が制限されているだけであって、期待度はチームのエース級。仮に結果を出せないようなら、ファンやメディアは黙っていませんよ。ガラスのエースということはだれもが承知していても、ケガで登板をドタキャンするようなことに対してニューヨークのメディアはものすごく厳しいですからね」
かつてヤンキースでニューヨークメディアの洗礼を受けた松井秀喜は「自分はシビアな環境にいた方が力を発揮できる」と言っていたが、佐々木自身に果たして外野の声を受け流す度胸があるのかどうか──。
◇ ◇ ◇
ところで、ロッテにとってスペ体質の佐々木朗希は「足枷」になっていたと言っても過言ではない。いったいなぜか。球団を困らせた深刻な事情とは何か。佐々木がいなくなり石川柊太が入団したことがもたらす「圧倒的メリット」とはいったいどのようなものか。
●関連記事【もっと読む】…では、それらについて詳しく報じている。