今秋ドラフトの目玉「最速158キロ」高校生右腕にも忍び寄るメジャーの魔の手
「中でも衝撃的だったのが、森井に提示されたメジャー球団の条件です。マイナー契約とはいえ、アスレチックスは契約金151万500ドルを用意した。日本円にして約2億3000万円です。日本のドラフト指名選手の契約金の上限は、1億円プラス出来高5000万円。アメリカはその1.5倍を高卒のマイナー契約ルーキーに出すんですから、プロ予備軍にとって金銭という日本のプロ野球の唯一の優位性がなくなった」(同)
今秋ドラフトの目玉候補である石垣も、将来の夢はメジャーだと口にしている。卒業後の進路は「プロ一本」と明言しているが、それが日本のプロ野球とは限らなくなった。石垣を含め、メジャーを夢見る有力高校生が海を渡る決断をした時、彼らの海外流出を止める術は、今の日本のプロ野球にはないだろう。
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開幕が迫る春のセンバツでは、大阪勢の出場が98年ぶりに途絶えた。低反発バットの導入により混戦が予想される今大会。その優勝候補、ダークホース、大穴とは――。高校野球に詳しい専門家2名と日刊ゲンダイが徹底予想した。
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